虫歯や歯周病が進行すると歯茎や顔面が腫れることがあります。
これはいわゆる’おでき’と同じで、細菌に感染することで歯茎と顎の骨の間(骨膜下)や筋膜の間(組織の隙間)に膿が溜まるために起こります。
膿は短時間で急激に増加し内側から組織を圧迫するため強い痛みを伴います。
歯茎に限局している場合は少し顔が腫れる程度ですが、膿瘍が急激に組織の間に侵入すると、発熱、摂食障害による脱水、飲み込み困難が起こります。
重症化すると気道が圧迫され呼吸困難となり、生命の危険にさらされることもあります。
*衛生状態が改善され抗生物質が発達した現代では、この状態を引き起こす頻度は減少しています。
歯茎・顔面に主張を自覚したら、早急に口腔外科を受診することをお勧めいたします。
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