「やってみよう!MFT」
前回様々な環境要因によって歯並びやかみ合わせが悪くなるというお話をしました。
(関連記事:口腔筋機能療法(MFT)と「プレオルソこども歯並び矯正法」その1)
当院で行っているMFTは本格的な矯正治療をはじめる前の予防矯正として、また本格的な矯正治療を受けなくても治る可能性のある場合に有効です。
さらに悪い生活習慣や癖を修正せずに矯正治療をしても、せっかく並んだ歯列は後戻りしやすくなってしまいます。長期の安定した保定を実現させるためにもMFTを積極的に取り入れる必要があります。
*「やってみよう!MFT」当院で行っているMFTのトレーニング法の一部をご紹介します。
その1、リラックス時の正しい舌や唇の位置を覚えるトレーニング
★舌スポット
- 口を大きく開け、綿棒等でスポットの位置を確認する
- 綿棒を外し、舌尖をスポットにつける
- ①,②を交互に繰り返す
★ティップ&スティック
- 口の前で割り箸を持つ
- 舌をまっすぐ前に出して割り箸と舌で同じくらいの力で押し合う
その2、お口周りの筋肉の力を強くするトレーニング
★ポッピング
- 舌の先をスポットにつける
- そのまま舌全体を上顎にべったり吸い上げる
- 吸い上げたまま5秒数える
- ポン!と音を出してはじくように下におろす
その3、正しい飲み込み方を覚えるトレーニング
★スラープスワロー
- 舌をスポットに付けたまま奥歯で噛む
- 霧吹き等で横から水を入れて、そのままの姿勢で飲み込む
「いろいろなトレーニングがあって難しそう・・・。」
「うちの子飽きっぽいから続くか不安」
「仕事が忙しくて子供のトレーニングに付き合えない」
といったお声が聞こえてきそうですが、「ご安心ください!」
当院では研修を受けた専任スタッフが、紙芝居形式のトレーニングブックを用いながらお子様と楽しく練習をしています。年齢や性格、癖の種類をデータ化しお子様一人一人に合ったトレーニング方法を提案しています。
お子様の「やりたい気持ち」を引き出し、「出来るようになった達成感」を味わってもらえるよう「プレオルソのせんせい」と頑張りましょう!
当院ではMFT専用のマウスピース(=プレオルソ)を用いて、より効果的に歯列を整えていく矯正法「プレオルソこども歯ならび矯正法」を行っています。
(関連記事)