1980年代のHIV、2000年代に新型SARS、そして2019年末からの新型コロナウィルスなど、新種のウィルスや細菌が次々に登場している現代。病院、歯科医院などの医療機関では、新しい感染症に対応できる体制が常に求められています。
医療現場の環境衛生は医療提供サイドとして、適切な対応をしていかなければなりません。
歯科医院における清掃業務は、感染対策と同義であるといっても過言ではないでしょう。
病院清掃における感染対策で大切なのは、まず、微生物や感染症に対する正しい情報収集をすることと考えます。
日頃から、感染対策の基本をきちんと押さえスタッフ間で共有するようにしています。
歯科医院における清掃業務のポイント
先日のミーティングでは清掃時の以下のポイントについて再度確認しました。
ポイント①高頻度接触面の重要性
ドアノブ、手すりなど、患者様や医院スタッフが頻繁に触れる部位は、病原体が付着しやすく、感染を拡散しやすいところです。
そこに触れた手を介して病原体は伝播し、感染が拡大してしまうのです。このため、高頻度接触面は、特に除菌を意識してアルコール清拭を行っています。
ポイント②一方方向の清拭
クロスを往復して清拭すると、一度拭き取った汚れや微生物が再度付着し、見た目はきれいになっても除菌にはならず、感染リスクを拡大させてしまいます。
そのため、「一方方向の清拭」は感染防止対策の基本です。クロスは一定の方向で清拭し、使い回さないよう徹底しています。
新型コロナウイルス感染症への対策は常に更新されています。今後も医学的、科学的に正しい情報源から、その感染経路に即した対処法を判断し、オペレーションの見直しを行っていきたいと思います。
ここに患者様は歯科医院を選ぶ際、どこを見ているのか調査したデータがあります。
2016年に日本歯科医師会が全国の10,000人の男女に対して実施した「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によると、約8割の方が歯科医院に「清潔さ」を求めていると回答しています。
実際、院内清掃が十分でない医院で診察を受けるのは、歯科に限らず不安になってしまいますよね。
当院は感染症対策としての清掃業務に注力していきます
スカイ&ガーデンデンタルオフィスは開院して4年半になりますが、先月も歯科医院専門の清掃業者様にお願いして、院内の定期クリ―ニングを行いました。
今回も患者様用の待合室やお手洗いなどの共用部に留まらず、診察時に使用する専門機器や従業員用の各種設備についても入念に施工していただきました。
【施工箇所】
- 待合スペース
- 診察室
- オペ室
- 通路
- レントゲン室
- 受付カウンター
- 事務スペース
- ブラッシングコーナー
- 患者様用お手洗い
- 職員用お手洗い
おかげさまで隅々までピカピカになった医院は気持ちいいですし、何より清潔です!
スカイ&ガーデンデンタルオフィスでは今後も感染症対策としての清掃業務に注力していきます。来院される皆様の安心・安全に少しでも寄与出来ましたら幸いです。