「虫歯になりかかっていますね、しばらく様子を見ましょう」
歯科医院でこのように言われたことはありませんか?
「虫歯になりかかっているって治療しなくても大丈夫なの⁉︎様子を見るってどれくらい⁉︎」
と思われる方もいらっしゃると思います。
そんな不安を解消するため、当院では新しい医療機器「ダイアグノデント」を導入しました。
虫歯の進行を数値で管理
虫歯の進行がどれくらい進んでいるかは、歯科医師の主観にかかっており、場合によっては歯科医師によって見解が分かれることもあります。
明らかな虫歯であれば治療しなければなりませんが、そうでない場合、今まではどの程度進行しているのかを判断する基準が明確ではなかったのです。
そこで登場するのが、今回ご紹介するダイアグノデントです。
この機器の画期的なところは、虫歯の進行を数値で表すことができるということです。
定期検診の度に虫歯の進行を数値で計測することで、どのように変化してきているのかを知ることができます。
例えば、数値が徐々に大きくなってきていれば、早めに治療を行うことで、最小限の治療で済ませることができ、数値に変化がなければ、経過観察で良いということになります。
このように、数字という客観的なデータを用いることができれば、その後の予防や治療に役立てることができるのです。
ダイアグノデントによる検査は安心して受けることができます
ダイアグノデントは歯の表面に655nmの低出力レーザー光を当てるだけで虫歯の進行を数値化することができます。
このレーザー光は人体にほとんど影響がなく、痛みを感じることもありません。
小さなお子様や妊娠中の方にも安心して検査を受けていただくことができます。
レーザーを利用するため、使用方法に気をつける必要がありますが、スカイ&ガーデンデンタルオフィスでは、きちんと特性を理解し、トレーニングを行った歯科医師が検査を担当しています。
虫歯を数値化する仕組み
非常に利便性の高いダイアグノデントですが、「虫歯を数値化するってどういうこと?」と不思議に思われる方もいらっしゃると思います。
メカニズムを簡単に説明しましょう。
虫歯になると、その部分には、虫歯菌の代謝産物であり、蛍光反射という特性を持つポリフィリンという物質が蓄積されます。
ダイアグノデントの先端のプローブと呼ばれる部分から出た低出力レーザー光は、歯の表面から2mmの深さまで到達し、この蛍光反射を読み取って数値化するのです。
数値が大きければ大きいほど、ポルフィリンの量が多いと思われるため、虫歯が進行していると考えられるのです。
ダイアグノデントによる検査が必要な理由
歯の溝の部分は虫歯になりやすいという特性がありますが、コーヒーや紅茶、ワインなどのステインがつきやすい部分でもあります。
着色と虫歯は見た目には区別がつきにくい場合もあるため、歯の溝が虫歯であるかどうかはレントゲンの撮影などの検査を行わなければ判断することはできませんでした。
しかし、レントゲン写真の撮影は、被爆量の問題から、頻回に行うことは推奨できません。
その点、ダイアグノデントは身体に優しい検査であるため、いつでも検査できるというメリットがあります。
また、ダイアグノデントはプローブを交換することによって歯の噛む面だけでなく、歯と歯の間の虫歯も発見することができます。
隣接面(歯と歯の間)の虫歯は発見が難しく、歯が重なり合っている場合はレントゲンでも見えにくいことがありますが、ダイアグノデントを利用すれば、適切に管理することが可能です。
検査はスカイ&ガーデンデンタルオフィスへ!
ダイアグノデントは非常に有用性の高い機器ですが、高価な上に保険診療の点数もつかず、「お金にならない」検査機器であるため、導入している歯科医院は多くありません。
しかし、スカイ&ガーデンデンタルオフィスでは、患者様の利益を第一に考え、ダイアグノデントを活用して虫歯の管理を行っています。
虫歯が気になる、歯の黒い部分が虫歯なのか知りたいという方は、ぜひスカイ&ガーデンデンタルオフィスへご相談ください。
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