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インプラント手術について。補足編。 Implant_blog

歯科医 永田 さやか (ながた さやか)
スカイ&ガーデン デンタルオフィス 院長

こんにちは。武蔵浦和の歯科医院 スカイ&ガーデンデンタルオフィス院長の永田です。

前回のブログではインプラントの埋入について、実際に手術を受けた歯科衛生士堀内がお話ししました。

今回はインプラント手術について、患者様からいただいたご質問にお答えしながら補足していきたいと思います。

 

Q1.誰でも笑気麻酔を受けられますか?手術の後は車で帰っても大丈夫ですか?

A1.笑気麻酔が使えない方は以下のような方です。

①妊娠、授乳中の女性

②鼻づまりやアレルギー性鼻炎などで鼻呼吸ができない方

③肺や腸に閉塞性疾患のある方

④てんかんの既往がある方

また笑気麻酔を使用する際の注意事項として、当日の自動車の運転は避けてください。

笑気は吸入終了後直ちに呼気に排出される為治療後の回復が早く、比較的短時間で帰宅が可能です。しかし稀にフラフラしたり、気分が悪くなったりする場合もあるのでご自身で運転をする自動車(自転車)での帰宅は危険を伴います。

当院では回復室を用意しております。遠方からご来院の方、一人でご来院の方も、術後に静かな個室でゆっくり過ごしていただくことも可能です。

 

Q2術前に食事をしてもいいですか?術後は禁食ですか?いつになったら食べていいですか?

 

A2.手術当日の朝食または昼食は軽めにとってください。術後は麻酔がきれてから食べやすいやわらかいものを食べてください。
補助食品などでも結構ですので十分な水分補給を心がけてください。

 

Q3.インプラント治療を受けたいです。歯並びが悪いのでいずれは矯正をしたいと考えていましたが、やはりインプラント前に矯正した方がいいのでしょうか?

A3.歯並びが悪いためにインプラント治療が受けられない、というケースはほとんどありません。

(お口の中の状態にもよりますが)治療計画さえしっかりしていれば、歯列矯正もインプラント治療も一度にやる必要はありません。

どちらも健康保険適用外で治療費が高額になりますし、時期をずらしてゆっくり進めていくのもよいと思います。

 

当院では症状が現れている部分だけを見るのではなく、お口全体をしっかり検査し、噛み合わせなどすべてのバランスを確認しながら、治療を進めていくことをモットーとしています。

不具合の原因を分析し、しっかり診断することが長期安定を実現する最も有効な治療法と考えるからです。

「いずれ矯正をしたい」「咬み合わせに問題がある」という方はインプラント治療を受ける前にお口全体のこれからについて治療相談を受けられることをお勧めします。

 

歯列矯正+インプラント症例

主訴「右上の奥歯にインプラントを入れたい。前歯がズレているので矯正もしたい。」

この方は右上の奥歯(黄色星印)が破折してインプラントで治したいと来院されました。また歯並びの改善、主に上顎前歯部のズレを治したいとのご希望もありました。

術前にインビザラインで叢生(歯のガタガタ)の改善を図りました。

インプラントのお相手の下の歯(水色丸印)が舌側へ大きく傾斜しており、こちらも噛み合わせを考慮し歯軸を正しています。

矯正治療終盤でインプラントを埋入しています。

 

術前        矯正後・インプラント埋入1週間

治療期間
インビザライン矯正6か月、インプラント治療の終了までで約1年

費用(税込みになっております)
・術前矯正インビザラインLite    ¥550,000
・インプラント検査診断料       ¥33,000
・インプラント埋入手術          ¥275,000
・上部構造(ジルコニアセラミック) ¥110,000

 

次回はインプラント体につける上部構造、歯の部分を作製する段階になります。

マウスピース矯正やインプラント治療についてもっと知りたい皆様は 武蔵浦和の歯医者 スカイ&ガーデンデンタルオフィスまでお気軽にお問い合わせください。

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