前歯の逆被蓋 8歳 プレオルソ装置
「生えてきた永久歯がぐらぐらして抜けそうなので診て欲しい」を主訴に来院された小学2年生の患者様です。前歯が1本だけ逆被蓋になっており、咬み込むたびに下の歯が前に押され、揺れていました。
前歯が1本のみ逆に咬んでいると、下顎が動きにくく、食事もしにくくなります。このような咬み合わせは下あごの自然な運動を妨げ咬みにくくなりますので、早めの治療が特に必要です。
マウスピース矯正装置「プレオルソ」を下校後と就寝中に使用してもらい、わずか2か月で被蓋が改善しました。グラグラしていた歯が安定するまでは、保定装置として就寝時のプレオルソの使用を継続してもらいます。
使用装置 | プレオルソ装置 |
抜歯・非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 | 動的治療2か月 + 保定と経過観察10か月 |
治療費用 | ●検査・診断料、1年間のMFT管理料
¥80,000(税別) |
小児矯正治療におけるリスク・副作用
- 治療期間は、分析の結果と経緯から判断したおおよその目安です。顎の成長発育や骨の柔軟性、舌癖、矯正治療に対する協力度などによって個人差が出ます。虫歯や歯肉炎が進行したりすると治療期間は長引きます。予期せぬアクシデントにより当初の治療計画通りに進まない場合は治療計画や方法を変更する事があります。
- 顎の成長に合わせて歯並びを改善するため、一時的に歯並びが悪い状態になることもあります。それにより一時的に固いものが噛みにくくなくなることがあります。
- 誤った使用法や歯ぎしりにより、プレオルソ装置が壊れる場合があります。
- 歯を動かして歯並びを改善する「動的治療」を終えても、まだ歯が元の位置に戻ろうとする力がはたらくため、一定期間動かした歯を正しい位置にとどめておく必要があります。歯の位置が安定するまでの期間は個人差があるので、治療後も歯科医師の指示を守ってください。
- 成人してから再度矯正治療が必要になることがあります。
当院は、プレオルソなどの矯正治療も行うことができますので、歯並びが気になる方はぜひ1度、スカイ&ガーデンデンタルオフィスへご相談ください。
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